内視鏡手術

昨日、偶然テレビで内視鏡手術(minimally invasive surgery )の特集を見た!一つは夕方、アメリカにいる日本人の天才脳外科医の話。もうひとつはまさに僕とおんなじ椎間板ヘルニアだ!どちらも直径2cmに満たない筒型の器具を使って手術を行う。患部に、直径2cm弱の穴を開け、筒型の器具を差し込み、内視鏡カメラをセットしTVモニターで患部を確認しながら、数ミリ単位のメスで施術する。従来の手術より患者への負担が少なく早期回復、早期退院、社会復帰が出来るという。医学の進歩はめざましい!
医師は、手先の器用さがますます問われるだろう。医師といえども人間なので、当然失敗はあると思う。特にヘルニア手術は神経を傷つけてしまうと歩けなくなるリスクもある。
病院はもっと情報公開を積極的にして欲しい。執刀医の成功確立の情報開示があれば安心して手術受けられるけどなぁ〜(^O^)

でも、一方で医学に対する別の評価もある。それは、医学は未だに医師の目視に頼っているということだ。先ほどの内視鏡にしても医師が目で見て経験から判断している。

ほとんどの病名は、原始的である。『見たまんまじゃん〜』って思う事がよくある。
例えば【高血圧】これは背の高い人を見て【高身長】って言うのと同じ!誤りではないが意味がない気がする。なぜなら、高血圧の原因を示していないからだ。高血圧には分類があり、その中には【本態性高血圧】と呼ばれるものがある。これはいかにも専門用語っぽいが【本態性】とは【原因が分からない】という意味だ。高血圧の9割がこれに含まれるらしい。
他にも【高脂血症】や【低ナトリウム血症】などは検査値をそのまま病名にしただけだし、【動脈硬化】や【子宮筋腫】などもみたまんま。現在の診断は、病気の本質ではなく表面的な現象を分類しているに過ぎない。もう少し医学が進んで、病気の本質が明らかになれば、病名の再編が行われるだろう。一つの病名の中に多くの疾患が混ざっていたり、同じ病気が症状によって違う病気に分類されていたりするのが明らかになると思う。
【がん】という病名など、動物の分類で言えば【ほ乳類】みたいな大雑把な用語になってしまうかも知れない。