初代世界一!

久しぶりに野球を楽しんだ。WBCだ。
僕は、野球少年だったからプロアマを問わず、野球はするのも見るのも大好きだった。
当時の関東地方の野球少年は、ほとんどがジャイアンツファン。東京読売巨人軍友の会に入ったり、後楽園球場に父親と二人でナイターを見に行くのがなによりも楽しみだった。ナイター帰りの総武線で父の膝の上で、うたた寝をしてた。
王、高田、柴田、河埜、松原、淡口、中畑、シピン、ホワイト、定岡から松本、篠塚、山倉、原、クロマティ、呂、川相、角、鹿取、江川、西本、サンチェ、モスビー等々巨人の選手が大好きだった。ところが、第二期長嶋巨人になってからFA制度で落合や清原、江藤、工藤、阿波野、河本、前田等々、他球団の選手を金で買い取るようなチーム運営に嫌気が差した、他球団のスター選手がほとんど巨人に居て、それでも優勝出来ない。
そんな頃、Jリーグが開幕し、ワールドカップフランス大会に初出場とナショナルチーム戦の面白さが魅力的に映り、プロ野球自体に興味関心を失っていた。

そんなところに今回のWBC、当初アジアラウンドは勝って当たり前であんまり興味がなく冷めた目で見ていたが、イチローが韓国を挑発して負けたころからだんだん面白くなってきた。よくサッカーのナショナルチーム対戦は戦争に例えられるが、韓国チームはまさに、日本を仮想敵国として意地でも負けないというモードで向かってきた。

今大会の僕なりの日本チームの勝因を書くと・・・
韓国に2度負けたこと、アメリカに誤審で負けたこと、そして二次予選敗退を覚悟してから臨んだ準決勝と決勝。これらが精神面でよい作用を及ぼしたと思う。
技術的にはどの国も一流どころが集っているし短期決戦の総力戦となれば、個人の身体能力や技術だけで勝てるスポーツではない。

決勝の始球式はメジャーのホームラン王ハンクアーロン、王監督と肩を組んで入場したシーンが印象に残る。王采配も素晴らしかった。

野球発祥の地で初代世界一になった王ジャパン
3年後の第二回目が楽しみだ。